あなたの就農活動をトータルでサポートします!新規就農相談・支援

一般財団法人むなかた地域農業活性化機構では、むなかた地域(宗像市、福津市)で農業を始めたい方の就農実現を支援しています。
農業経営を取り巻く環境は年々厳しさを増しており、安定した農業経営を維持することが難しい状況が続いています。しかし、農業には自然と向き合い、肌で感じながら仕事ができるという大きな魅力があるともいわれています。

新規就農研修事業とは

研修の目的

福岡県宗像市及び福津市で新規就農を希望する方に対して、JAむなかた及び指導農家で農業技術や経営方法等に関する研修を行い、円滑に独立就農ができるよう一体的に支援を行います。
また、独立後も安定した農業経営が行えるように助言等を行います。

対象となる方

  • 研修修了後、宗像市または福津市で農業経営を行う強い意志のある方。ただし、農業経営における品目は原則JAむなかたの部会品目とします。
  • 心身ともに健康な18歳以上の方
  • 普通自動車運転免許を所持している方または研修開始までに取得することができる方。ただし、AT車限定は不可。
  • 市税その他公課の滞納がない方
  • 農業経営開始後に労働者(家族労働者等)が本人を含め二人程度確保できる見込みのある方
  • 就農に際し、必要な資金(創業費または営農開始資金と生活費等)を確保できる方
  • 雇用保険制度(失業手当)など、国の事業による給付を受ける場合、受給条件に反していないこと。

研修について

  • 研修は基礎研修が3ヶ月間、基礎研修修了者に対し専門研修を1年間とします。
  • 原則通いでの研修となります(寮、寄宿舎等はありません)
  • 研修内容については、将来経営する品目に応じて関係機関(宗像市・福津市の農政所管部署、同農業委員会、JAむなかた、福岡県福岡農林事務所北筑前普及指導センター)、および指導農家の協議にて作成します。
  • 基礎研修受講前に研修時の農作業等に係る傷害保険に必ず加入していることとします。なお、傷害保険に係る費用等は研修生の負担とします。
  • 研修時間は原則1日8時間以内、週5日以内とします。ただし、天候や栽培管理の都合等により、随時変更になる場合があります。
  • 研修生には賃金・報酬等は支払いません。
  • 研修の受講料は無料です。ただし、研修先までの交通費、研修を受けるための転居等研修期間中の住居に係る費用、傷害保険に係る費用等は研修生の負担とします。

スケジュール

  • 12月~翌1月募集
  • 2月下旬一次選考(書類審査・個別面接)
  • 4月~6月基礎研修(第2次選考を兼ねる)
  • 7月~翌6月専門研修・就農準備
  • 7月就農

農業を始めるための5つのポイント

point 1農業に対する情熱と意欲を持ちましょう

新しく農業を始めたいあなたは、農業に対するいろいろな夢を持っておられることでしょう。 実際に農村で生活をし、農業を始めようとする場合、「夢を現実のものにするぞ!」という強い情熱と意欲を持つことが最も大切で、欠かすことのできないものです。
いろいろな情報を集め、しっかりとした計画を練り、十分な準備をしましょう。

point 2農業技術を習得しましょう

農業を始めるためには、農作業の栽培技術や経営管理のやり方も身につける必要があります。
技術を身につけるためには、農業大学校等に入学して学ぶ方法、先進農家で学ぶ方法、農業法人等で働きながら農業を学ぶ方法など様々なやり方があります。 自分にあったやり方で、技術を習得しましょう。
一般財団法人むなかた地域農業活性化機構では、新規就農研修事業を行っています。

point 3農業経営の開始にはしっかりした資金計画が必要です

新しく農業を始めるということは、新たに事業を開始することでもあります。
どんな業種でも同じですが、経営を開始するためには、農業機械や施設等の整備資金や運転資金、それと、収入が得られるまでの生活資金が必要です。
しっかりした資金計画を立てましょう。なお条件が合えば、就農研修や初期の設備投資には、青年等就農資金(無利子、青年の場合は12年以内償還)などが活用できます。

point 4家族の理解・協力も大事です

一人で農業を始めるのは大変です。
そのため、家族の理解・協力が得られるよう、事前に十分な話し合いをしましょう。

point 5地域とのコミュニケーションを大切にしましょう

新しく農業を始めることは、同時に農村で暮らすこと、農村社会の一員となることです。
農業用水路や道路の利用・管理に関する共同作業など直接営農に関わることもありますし、農村の伝統行事など、農作業以外でも地域の農業者との対話やふれあいの場がたくさんあります。
積極的に参加し、農村社会にうまくとけ込み、親しくなるようにしましょう。

就農までのみちすじ

point1農業を始めたいと思ったら、まず相談してみよう

「農業を始めたいけれど、何から始めたらいいのかわからない。どこに相談すればいいんだろう」と思ったら、まず、一般財団法人むなかた地域農業活性化機構へ相談してください。
また、宗像市・福津市役所(農政担当課)、両市農業委員会や福岡県福岡農林事務所北筑前普及指導センターなどでも、相談に応じ、当機構と情報共有しています。 この他、農業法人への就職等については、全国段階で無料職業紹介等も開設されていますので、いろいろな方に相談してみましょう。

point2農業に関する情報や基礎知識を収集しましょう

「農業をやってみたい」と思っても、農業や農村生活の体験が全くない方もいらっしゃると思います。 農家を見て回ったり、経営主の話を聞いてみたりするなど多くの人の声を聞いておくことも大切です。できるだけ、現地を訪ね、自分の足で農地、農村での生活環境、経営、住宅等の関連情報を収集し、自分にあった地域、環境を探しましょう。 また、農業を営むためには、確かな技術が必要です。 そこで、「作りたい作目」、「就農したい地域」など、やりたい農業のイメージが決まったら、栽培技術や経営管理のやり方を身につけましょう。 研修には、農業の基礎的な知識や技術を身につけることができる県農業大学校等研修教育施設での研修や、技術や経営のノウハウも学べる先進農家での実務研修も有効です。 自分にあった作目を探すために、情報を収集する段階で、農作業ヘルパーへの登録や市民農園での農業体験、全国各地にある就農準備校での体験もしてみましょう。
①福岡県農業大学校の概要
農業大学校は次代の農業及び農村社会を担う優れた農業後継者、農業技術指導者の育成を行う学校です。 ◆福岡県農業大学校HP http://fuknodai.jp/
②JAむなかた農作業ヘルパー
JAむなかたでは、農家の労働力不足解消のため農作業のお手伝いをしていただける方を無料で紹介する職業紹介事業を行っています。
◆JAむなかたHP「農作業ヘルパー事業紹介」 https://www.ja-munakata.or.jp/dt_agri_helper_lb.html
③むなかた地域新規就農研修
農業を始めるということは、農産物を生産する技術を身につけるだけでなく、経営能力も必要となります。
就農することを決めたら、自分が就農しようとしている地域の農家で栽培技術の習得に加え市場流通や経営についての研修をしましょう。
研修期間は農作業の播種から出荷までの少なくとも1サイクル程度の経験を積んでおくことが必要でしょう。
また、就農予定地に住居や農地を持たない場合には、この研修期間に地域の人との付き合いを深めながら探していくのが望ましいでしょう。
「『作りたい作目』、『就農したい地域』は決まったけれど、研修させてくれる農家が見つからない」という場合には、一般財団法人むなかた地域農業活性化機構にお気軽にご相談ください。
※新規就農相談カードを事前にご記入の上ご提出ください。
一般財団法人
むなかた地域農業活性化機構
TEL.0940-36-7883
(平日8:30~17:00) お問合せ

point3自分の経営目標を明確化しよう

農業といっても、米麦、野菜、果樹、花き、畜産などいろいろな作目があり、それぞれに経営のやり方が異なります。
収集した情報をもとに、自分のやりたい農業のイメージを固めましょう。
適地適作という言葉があるように、その土地の気象条件や土壌条件に適した作目というのがあります。
自分が作りたい作目を決め、その作目にあった場所で農業を始めるのか、農業を始めたい場所を決めてから、その土地にあった作目での農業を始めるのか、アプローチの方法は人それぞれです。
また、一口に野菜と言っても、露地栽培なのか施設栽培なのか等の条件によって、必要な経営面積、資金、労働力等は異なってきます。
自分の性格や健康状態、自己資金額、労働力等も考慮に入れ、関係機関のアドバイスを受けながら本当に自分がやりたい農業経営像を明確化しましょう。
【明確にしておきたい7項目】
  • どんな作物を栽培するのか
  • どこで就農するのか
  • 栽培方法は?(露地裁倍or施設栽培、普通栽培or有機栽培)
  • 経営タイプはどうするのか(単一作物の専業経営or複数の作目による複合経営)
  • どれくらいの規模で経営を開始するのか(経営規模、労働力)
  • どれくらいの所得を目指すのか
  • 「6」を達成するために、必要な技術や施設・機械等は何か

point4資本の整備をしよう

農業を始めるためには、まず農地(又は畜舎)、施設、機械、住宅の確保が必要です。 制度資金についてはこちら

制度資金の活用

新規就農者等を資金の面からサポートするため、一般の資金に比べて低利で、しかも長期返済ができる各種制度資金が、使途に応じて用意されています。

青年等就農資金

制度の詳細は福岡県のHPをご確認ください。

その他の補助事業・制度資金

制度の詳細は福岡県のHPをご確認ください。

農業次世代人材投資事業

制度の詳細は国のHPをご確認ください。 ただし、令和4年度に大きく制度の見直しが予定されており、現在掲載されているものは、令和3年度までの情報となっております。

経営継承支援事業(親元就農・第三者継承支援)

農業の中心的な担い手を育成するため、経営者の元気な時期から経営者とともに経営を担い、徐々に経営を継承するためのきっかけ作りや、継承までをサポートする取組です。親元就農・第三者継承支援として経営継承に関する説明会等を行っています。
また、今後は経営を譲りたい方と譲り受けたい方のマッチング支援に力を入れていく予定です。
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